ハンバーガーと私とガールズラブ
 アイリはそのまま部屋の中を探し始めた。


 ベットの下、机の引き出し、本棚の隙間。


 やがて、アイリはコンセントを引き抜くと、なにやら触ってる。


 何の変哲の無い、四角い口が4面についているコンセントだ。


 アイリはポケットからいろんな種類のドライバーを取り出し、それを分解する。


 そうしてアイリはふーっとため息をついて、それから鞄からまた違った機械を取り出して……なんだか私には何をやってるのか全然分からない。


 分からないけど、なんかすごいなぁ。


 機械に強いってかっこいい。


 アイリは本当に頼りになる。


「やっぱりそうだったか~」


「アイリ、もう、喋って良いの?」


 未だに良く分かってない私だけど、できるだけ小声でそう聞くとアイリは「オッケーよん。」と口にした。
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