ハンバーガーと私とガールズラブ
「誰だろうね~ キー子の熱狂的なファン。ま、可愛いから仕方ないけど」


 ……私はアイリの顔をまじまじと見つめた。


 なんで、みんな私のこと、かわいいとか言うんだろ。


 全然、かわいくないじゃん、わたし。


 アイリの方が100倍可愛いし。頼りになるし。


 でも、アイリはそんな私の心なんて気にもしてないみたいだ。


「とりあえず、下、行こうか~ のどか沸いちゃった。」


「あ、うん、オレンジジュースあるよ、果汁100パーセントの。」


 私の言葉にアイリは「気が効くね~。」と、にんまり笑っている。


 私とアイリは1回の居間に下りた。


 と、そこで、アイリが立ち止まる。


「ん~。」


 アイリは手に持ったままだった機械を見て、首をゆっくりとかしげた。
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