ハンバーガーと私とガールズラブ
「私、先輩のこと大好きです」


「うん。私も」


 その一言だけ、なぜかちゃんと言えた。


 うん。


 私ね。


 私は、もう、決めちゃった。


 もう、ガールズラブでも良い。


 穂波ちゃんといると、ドキドキして、楽しくて。


 寂しくなくて。あったかくて。


 私も穂波ちゃんのことが、好き。


 私は痺れてる体を動かして、穂波ちゃんに手を伸ばした。


「私も、好き」
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