ハンバーガーと私とガールズラブ
穂波ちゃんに誘われるがまま、私は屋上の入り口に来た。
屋上、は施錠されいて外に出ることは出来ないけれど、入り口の前の踊り場はまさに穴場だった。
ひと気が無い上に、静かな場所で、お昼ご飯を食べるのに十分なスペースがある。
階段の下、遠くに誰かのふざけて笑う声が聞こえている。
「はい、先輩のお弁当です。」
穂波ちゃんがお弁当の包みを取り出し、私はそれを受け取った。
ずっしりしている。
穂波ちゃんは穂波ちゃんで、ちゃっかり自分用の小さめのお弁当箱を持っていた。
私は包みを開けて、お弁当箱の蓋を開ける。
すると……
「こ、これは……!」
素晴らしい光景だった。
先ほど伝えられた、チーズのかかったハンバーグ、タコさんのウインナー、たまご焼き。そして、何よりも……!
「大好きですよね、ポテトサラダ。」
穂波ちゃんのその声で、私は顔を上げた。
穂波ちゃんは照れているような、不安そうな、絶妙な表情をしていた。
「だ、大好きですよ。」
思わず私も敬語を使ってしまう。
穂波ちゃんは「良かった~」なんて言いながらにこやかに笑う。
ぬうう、なんと言うことだ。
私の好きなおかずばっかりじゃないか。
屋上、は施錠されいて外に出ることは出来ないけれど、入り口の前の踊り場はまさに穴場だった。
ひと気が無い上に、静かな場所で、お昼ご飯を食べるのに十分なスペースがある。
階段の下、遠くに誰かのふざけて笑う声が聞こえている。
「はい、先輩のお弁当です。」
穂波ちゃんがお弁当の包みを取り出し、私はそれを受け取った。
ずっしりしている。
穂波ちゃんは穂波ちゃんで、ちゃっかり自分用の小さめのお弁当箱を持っていた。
私は包みを開けて、お弁当箱の蓋を開ける。
すると……
「こ、これは……!」
素晴らしい光景だった。
先ほど伝えられた、チーズのかかったハンバーグ、タコさんのウインナー、たまご焼き。そして、何よりも……!
「大好きですよね、ポテトサラダ。」
穂波ちゃんのその声で、私は顔を上げた。
穂波ちゃんは照れているような、不安そうな、絶妙な表情をしていた。
「だ、大好きですよ。」
思わず私も敬語を使ってしまう。
穂波ちゃんは「良かった~」なんて言いながらにこやかに笑う。
ぬうう、なんと言うことだ。
私の好きなおかずばっかりじゃないか。