ハンバーガーと私とガールズラブ
☆
その手紙を私がもらったのは、夏休みが終わってすぐ。
始業式で授業も無く、お昼ごはんは帰りにハンバーガーでも買って帰ろうかななんて思っていた放課後。
教室の入り口から「おーい高田~呼び出しだぞ~。」なんて声がかかった。
ひょうきん者の荒井が私を見てニヤニヤ笑ってる。
「何々? キー子、なんかやったの?」
なんて友達のエリも私を茶化す。
私は、まだ授業もやってないのにそれはないよ。なんて思いながら教室を出た。
呼び出しを食らうような何かをやらかしてしまったのか、なんて少しだけ心配になったけど、やっぱり心当たりは無い。
呼び出したのは先生か、部活の先輩か、なんて思ってた。
だけど、廊下で私を待っていたのは、背の低い私よりも、もっと小さな女の子だった。
「あの、高田先輩、お話があります。ちょっと来てくれませんか?」
もちろん、何の用事かなんて見当もつかない。
その手紙を私がもらったのは、夏休みが終わってすぐ。
始業式で授業も無く、お昼ごはんは帰りにハンバーガーでも買って帰ろうかななんて思っていた放課後。
教室の入り口から「おーい高田~呼び出しだぞ~。」なんて声がかかった。
ひょうきん者の荒井が私を見てニヤニヤ笑ってる。
「何々? キー子、なんかやったの?」
なんて友達のエリも私を茶化す。
私は、まだ授業もやってないのにそれはないよ。なんて思いながら教室を出た。
呼び出しを食らうような何かをやらかしてしまったのか、なんて少しだけ心配になったけど、やっぱり心当たりは無い。
呼び出したのは先生か、部活の先輩か、なんて思ってた。
だけど、廊下で私を待っていたのは、背の低い私よりも、もっと小さな女の子だった。
「あの、高田先輩、お話があります。ちょっと来てくれませんか?」
もちろん、何の用事かなんて見当もつかない。