ハンバーガーと私とガールズラブ
 荒井は身悶えながら耐えていた。


「う、あ……」


 どう考えても、手とか足が折れてる。


 荒井は口から声を出してるけれど、言葉になっていない。


 うめき声だ。


 私は慌ててポケットから携帯電話を取り出すと三つの数字を押して、それから通話のボタンを押した。
< 30 / 166 >

この作品をシェア

pagetop