ハンバーガーと私とガールズラブ
「ま、待って、エリ。」


「うるさい、話しかけるな。」


 エリの拒絶の声に、私は身をすくませる。


 なんでこうなっちゃったんだろう。


 大好きだった友達で、一緒に軽音楽部で組んでるバンドの仲間で、私の大切な存在だったのに。


 顔も見たくないって、言われるの、ショックだ。


 ……あ。


 荒井も、こんな感じだったのかな。


 悲しくて、寂しくて、辛い。


 辛いよ。すごく。


 だから、それで、頭が一杯になってて階段から落ちちゃったのかな。


 だったら、荒井が怪我したの、私のせいだ。


「エ、エリ……ごめん。ごめんなさい。」


 私は泣きながら言った。
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