ハンバーガーと私とガールズラブ
家に帰ると、弟がハンバーガーショップのロゴが入った紙袋を持って居間にいた。
「あ、やっと帰って来た。捨てちまうところだったぜ。」
弟はそう言うと袋をひらひらと振って見せた。
「うん。ごめんね、ちょっと食欲無いから、今日は良いや。」
私はそれだけを言うと、2階の自分の部屋に向かった。
「マジかよ。あのチーズバーガー大好きモンスターが……」
弟の驚愕の声が聞こえたけど、今はしょうがない。
ゆっくり眠らせてくれ。
私は制服を脱ぎ捨てると、下着姿のまま部屋の電気を消し、ベットに倒れこんだ。
そして、倒れこんでから、携帯電話の充電だけはしないとと思い出し、制服のポケットから携帯電話を取り出した。
……
……何をしても、今はダメだと思う。
だけど、それをせずにいられなかった。
私はそれから30分近くかけて、今日あった事を全て細かいことを交えてメールに打ち込んだ。
あて先はエリで、送信ボタンを押す。
誤解だとエリに伝えたかった。
しかし、メールの送信が完了してからほんの数秒後、私の携帯電話がメールを受信した。
まさか、エリが私と同時に謝罪のメールを送ったのでは!と、私は飛び起きて、メールを確認した。
だけどメールには、先ほど送ったメールが「あて先不明でエラーです」と言う内容が書かれていて、私が送ったメールがエリに届くことは無いのだと言う、残酷なことを告げていただけだった。
「あ、やっと帰って来た。捨てちまうところだったぜ。」
弟はそう言うと袋をひらひらと振って見せた。
「うん。ごめんね、ちょっと食欲無いから、今日は良いや。」
私はそれだけを言うと、2階の自分の部屋に向かった。
「マジかよ。あのチーズバーガー大好きモンスターが……」
弟の驚愕の声が聞こえたけど、今はしょうがない。
ゆっくり眠らせてくれ。
私は制服を脱ぎ捨てると、下着姿のまま部屋の電気を消し、ベットに倒れこんだ。
そして、倒れこんでから、携帯電話の充電だけはしないとと思い出し、制服のポケットから携帯電話を取り出した。
……
……何をしても、今はダメだと思う。
だけど、それをせずにいられなかった。
私はそれから30分近くかけて、今日あった事を全て細かいことを交えてメールに打ち込んだ。
あて先はエリで、送信ボタンを押す。
誤解だとエリに伝えたかった。
しかし、メールの送信が完了してからほんの数秒後、私の携帯電話がメールを受信した。
まさか、エリが私と同時に謝罪のメールを送ったのでは!と、私は飛び起きて、メールを確認した。
だけどメールには、先ほど送ったメールが「あて先不明でエラーです」と言う内容が書かれていて、私が送ったメールがエリに届くことは無いのだと言う、残酷なことを告げていただけだった。