ハンバーガーと私とガールズラブ
 ……ヤバイって、本当に。


「せん、ぱい……」


「ね、ねぇ、ほ、なみちゃん、も、もう、や、やめ。」


 私の言葉なんかまるっきり聞いてない穂波ちゃんが、首筋を触っ……触ってない。


 また、あの触れるか触れないかの絶妙な距離で指を滑らせた。


「あッ……」


 わき腹を突かれたみたいな感じで体が撥ねた。


 私の身体が、おかしい。


 色んなところが敏感になってる感じがする。


 や、やだ、このままだと、私、本当に、が、ガールズラブの世界に……
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