ハンバーガーと私とガールズラブ
私はソファーから転げ落ちた。
「誰か、誰か! 誰か助けて!」
苦しい。
なんで、誰もいないの?
先生は? 看護師さんは? お母さんもお父さんも、誰もいない!
と、思ったら、急に身体がふわふわと空中に持ち上がった。
そうだ、飛んで逃げよう。
私は開いている窓へ飛んで、空に脱出した。
そっかー、苦しくなったら、空に飛んで逃げれば良いんだ。
嫌なこととか、何も関係ない、何にも無い空に。
エリのこととか、バンドのこととか、穂波ちゃんのこととか、全部ちっぽけに見えてきちゃった。
私はどんどん小さくなっていく街を見下ろしながら、空へ上っていった。
……って言うか、今気づいたけど、これ、夢だわ。
「誰か、誰か! 誰か助けて!」
苦しい。
なんで、誰もいないの?
先生は? 看護師さんは? お母さんもお父さんも、誰もいない!
と、思ったら、急に身体がふわふわと空中に持ち上がった。
そうだ、飛んで逃げよう。
私は開いている窓へ飛んで、空に脱出した。
そっかー、苦しくなったら、空に飛んで逃げれば良いんだ。
嫌なこととか、何も関係ない、何にも無い空に。
エリのこととか、バンドのこととか、穂波ちゃんのこととか、全部ちっぽけに見えてきちゃった。
私はどんどん小さくなっていく街を見下ろしながら、空へ上っていった。
……って言うか、今気づいたけど、これ、夢だわ。