小さな天使がくれたもの


私の名前は山口ゆき

16歳の女子高生って言っても定時制なんだけどね

彼氏の名前はりょう

私の3つ年上で社会人

最近付き合いだしたばっかり

私たちはデートをしない
基本的に夜中に車で迎えにきて
ドライブをするくらいだ

今日も「後で迎えにいくね!」って
LINEが届いたのは夜の11時過ぎ

いつもと変わらない格好をする

スキニーパンツにパーカー

別にデートじゃないしこれくらいがちょうどいい

プップーッ!

こんな時間にクラクションを鳴らすのはりょうぐらいしかいない

マンションに住んでる私は
エレベーターで下まで降りる

りょ「やっほー」

私「よっ」


そんな短い言葉を交わし車に乗る

りょ「今日さ、後輩がどっか送って欲しいとこあるみたいだから今から迎え行くけどいい?」

私「あ、全然いいよ!」

そうゆうことで今その後輩(私からしたら先輩なんだけど)を迎えに行ってる


りょ「あ、居た」


?「おう!わざわざごめんね!
まじ助かる!隣の子、彼女?」

私「はじめまして!りょうの彼女のゆきです!」

?「はじめまして!俺はだいき。よろしく!」


だいきくんか…

ずいぶん可愛い顔してるな

なんか笑った顔が犬みたい


とくに豆柴。笑

だ「あ、ここで大丈夫!」


りょ「おっけ!なら、またな!」


だ「おう、ありがと!ゆきちゃんもまたねー♪」

私「お疲れ様です!」

だいきくんは笑顔で手を振ってどこかへ行ってしまった

りょ「今日俺仕事休みだからホテル行く?」

私「うん、そーだね」

私たちは行くところがないときはラブホテルに行く事が多い

別にやったりする為じゃなくてテレビ見たりくつろげるし

お互いに家は実家だからしょうがなくホテルに行くの

ホテルに着いてお風呂に入ってテレビみてもー寝る

別になにをする訳でもない

恋人らしい場所へ行くのに恋人らしい行為はしない

これって変かな?

でも私たちはこうだから。

明日はなにするんだろう?とか考えながら眠りについた

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