ドSな君の、恋愛講座。
Lesson:6.5 side大和
いやあ、しっかしみんな浴衣似合ってるよな。」
女子たちがトイレに行ったあと、梓が大きな声で言う。
だから嫌だったのに。
さくが祭りに誘いに来たとき、一瞬うかれた自分を恨む。
やっぱり二人で無理矢理でも来るんだったな…
玄関先に立つさくに思わず何も言えなくなってしまうほど、情けないけどさくに見惚れた。
薄いピンク色の浴衣、いつもおろしている髪をアップにして見えた白いうなじ。
本当に、可愛くて、綺麗で。
誰にも見せたくなかった。
本当は独り占めしたかったのに。
「真、未来ちゃんの浴衣姿に呆けてる?なんか今日、ボーッとし過ぎじゃない?」
梓は上の空の真の目の前で手を振る。
確かに、今日は珍しく真がおとなしい、というかこころここにあらずってかんじだ。
「おまたせー!」
そうこうしているうちに女子たちが帰ってきた。
時間もうすぐ九時。
「よし、そろそろお開きにしますか!」
女子たちがトイレに行ったあと、梓が大きな声で言う。
だから嫌だったのに。
さくが祭りに誘いに来たとき、一瞬うかれた自分を恨む。
やっぱり二人で無理矢理でも来るんだったな…
玄関先に立つさくに思わず何も言えなくなってしまうほど、情けないけどさくに見惚れた。
薄いピンク色の浴衣、いつもおろしている髪をアップにして見えた白いうなじ。
本当に、可愛くて、綺麗で。
誰にも見せたくなかった。
本当は独り占めしたかったのに。
「真、未来ちゃんの浴衣姿に呆けてる?なんか今日、ボーッとし過ぎじゃない?」
梓は上の空の真の目の前で手を振る。
確かに、今日は珍しく真がおとなしい、というかこころここにあらずってかんじだ。
「おまたせー!」
そうこうしているうちに女子たちが帰ってきた。
時間もうすぐ九時。
「よし、そろそろお開きにしますか!」