ドSな君の、恋愛講座。
「さぁて、どんどん行きますよ!続いて、二年C組、黒崎桃花!」

今度はこれまた美人な女の子。

何より、色気が半端ない!

スタイルも抜群で、まさに理想の出るとこは出る、しまるところはしまってる。

「はー…同じ次元とは思えない…」

「何カップだろ、あの子…」

思うことはみんな同じみたい。

だけど夕姫ちゃん!

女子校トーク、出てますよ!

男子の前ですよ!

「そして最後に、三年A組、去年のミス!二連覇なるか!?永峰花恋!」

そこに出てきたのは、なんとさっきぶつかった人!

へえ!

ミスコン候補者だったんだ!

しかも去年のミス!

あの可愛さにも納得。

「今年は女子、レベル高えな!黒崎ってこの前大和に告ってなかった?って、あ!」

梓君が頷きながら言って、やばいという顔で私を申し訳なさそうに見る。

「バカ!ごめんな、桜子ちゃん、こいつの言ったこと気にすんな。」

洋貴くんがすかさずフォローしてくれる。

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