ドSな君の、恋愛講座。
その光景を見ながらお母さんはため息。
「桜子ってばかいちゃんに教わってどうするの。」
でもかいちゃん、教えるのうまいんだもん。
「お、もう八時だ。そろそろ帰るぞ、海音。」
大和が時計を見上げながら言う。
「まって!あとこの問題だけ!」
これさえ終われば今日の課題が終わるんだよ!
しかも明日はすみれが丘名物、外国の先生を招いての特別授業の上、私、当たるんだよ!
「さくちゃん、そう言ってるから…兄ちゃん先に帰ってていいよ。」
「…さく、部屋に行くぞ。ガキはかえって寝てろ、あとは俺が教えてやる。」
へ?
そう言われるやいなや、私の腕は大和にがっしりと掴まれていて。
「そう、じゃあね、さくちゃん。すみれさん、ごちそうさまでした。」
か、かいちゃーーーん!
私を見捨てないで!
そしてこの男と二人きりにしないで!
バタン
私の部屋に勝手に入ると、大和はこちらを振り返った。
「桜子ってばかいちゃんに教わってどうするの。」
でもかいちゃん、教えるのうまいんだもん。
「お、もう八時だ。そろそろ帰るぞ、海音。」
大和が時計を見上げながら言う。
「まって!あとこの問題だけ!」
これさえ終われば今日の課題が終わるんだよ!
しかも明日はすみれが丘名物、外国の先生を招いての特別授業の上、私、当たるんだよ!
「さくちゃん、そう言ってるから…兄ちゃん先に帰ってていいよ。」
「…さく、部屋に行くぞ。ガキはかえって寝てろ、あとは俺が教えてやる。」
へ?
そう言われるやいなや、私の腕は大和にがっしりと掴まれていて。
「そう、じゃあね、さくちゃん。すみれさん、ごちそうさまでした。」
か、かいちゃーーーん!
私を見捨てないで!
そしてこの男と二人きりにしないで!
バタン
私の部屋に勝手に入ると、大和はこちらを振り返った。