ドSな君の、恋愛講座。
「ううん、大丈夫だよ。本人からほしいもの聞けたほうがいいし、それに…」

ミラちゃんは少し顔を赤くしていった。

「優ちゃんにはね、サプライズになるかなって…」

そっか、ミラちゃんの好きな人は優君のほうだもん。

「それにしてもよく見分けがつくね!そっくりで私、最初優君がきたのかと思っちゃった!」

優君が大和とつるんでたら、それこそびっくり仰天だ。

「うーん、やっぱり小さい頃から知ってるからかな、よーく見ると違うんだよ、結構。」

そうなのかな?

私にはまるでコピーみたいにそっくりに見える。

「さくちゃんも大和君とは幼なじみで小さな頃から知ってるんでしょ?」

うーん、まあそうだけど。

「いいなぁ、好きな人と付き合えるって幸せなんだろうな…」

ミラちゃん、完全に勘違いしてる。

私と大和は契約によって結ばれた関係なのに。

全然幸せなんかじゃないのに!
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