ドSな君の、恋愛講座。
次の日もみー君はお昼からうちに来てくれた。

午前中はこっちの友達と会っていたらしい。

「いやー、懐かしい。陽向も律も相変わらずだったよ。」

どうやら陽向君、律君という名前のお友達らしい。

「二人共彼女いてさ、俺もそろそろやばいかなって思ってきた。」

「みー君ならすぐにできるよ!かっこいいもん!」

「ははっ、ありがと!さくはかわいいな。」

そう言って笑うと、なんだか少し胸がなる。

あ、れ?

「にしてもびっくりだな、まさか桜子と大和が付き合ってるなんて。あんなに大和にいじめられてばっかで泣いてたのにね。」

そういえば、小さい頃から大和によく泣かされて、それを慰めてくれたのがみー君だったな。

「まあ、大和は最初からバレバレだったけどな。」

え?

なにが?

「はい、じゃあこの問題とこうか。」

伏し目がちになったみー君。

なんか、すごくかっこいい。

よくよく考えれば、もしかしてこれって…
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