ドSな君の、恋愛講座。
「もしかして、大和、あれみられるのが嫌なの?」
梓くんがニヤニヤしながら言う。
あれって何?
「バカ!お前が余計なことするからだろ!」
えー!なに!
余計に気になる!
「とにかく、さくは絶対来んな!」
ここで言い返したところできっと何も変わらない。
だったら…
「はいはい。わかりましたよーだ!」
…フッフッフ、こんなところで引き下がる桜子じゃないのだ!
「さく、本当に行かないの?」
女子でトイレに入ったとき、フーちゃんが鏡越しに聞いてくる。
「行くよ!楽しみ!」
大和があんなに嫌がる、「あれ」の正体も知りたいし!
それに私、他校の文化祭に行くの前から憧れだったんだよね。
去年は大和たちと同じ日だったからいけなかったけど、今年はちょうど私達の後で学校も振替休日だから確実に行ける!
「そういえば今日、ミラ、元気ないね。どうかしたの?」
俯いていたミラちゃんは顔を上げた。
梓くんがニヤニヤしながら言う。
あれって何?
「バカ!お前が余計なことするからだろ!」
えー!なに!
余計に気になる!
「とにかく、さくは絶対来んな!」
ここで言い返したところできっと何も変わらない。
だったら…
「はいはい。わかりましたよーだ!」
…フッフッフ、こんなところで引き下がる桜子じゃないのだ!
「さく、本当に行かないの?」
女子でトイレに入ったとき、フーちゃんが鏡越しに聞いてくる。
「行くよ!楽しみ!」
大和があんなに嫌がる、「あれ」の正体も知りたいし!
それに私、他校の文化祭に行くの前から憧れだったんだよね。
去年は大和たちと同じ日だったからいけなかったけど、今年はちょうど私達の後で学校も振替休日だから確実に行ける!
「そういえば今日、ミラ、元気ないね。どうかしたの?」
俯いていたミラちゃんは顔を上げた。