ストロベリースマイル【短編】
よく見ると、星だった。

「星じゃん・・・」

星は気持ち良さそうに寝ている。

寝顔・・・可愛い。

女子が騒ぐ気持ちが分かる。

このとき何故か、あたしは星の髪に触れていた。

サラサラしていて綺麗な髪・・・。

「・・・ん・・・誰・・・?」

急に星が起きた。

あたしは触れてた手を戻した。

「ご!ごめん・・・!!起こしちゃった・・・」

「あれ?芽衣ちゃんじゃん♪ってか、こんな時間までなにしてたの?」

星が目をこすりながら言う。

「えっ・・・と、委員会で・・・」

あたふたする。

「委員会か~お疲れ様♪」

一度も話したことないのに友達のように話してくる。

これが星のいいところなのだろう。
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