ストロベリースマイル【短編】
「星はなんでこんな時間まで寝てるの?」

「うん?晴樹(はるき)を待ってたら寝ちゃって~」

晴樹とは、星の親友。

「でも、晴樹いないよ?」

「え!!??まじ!?あいつ、帰りやがったな~!」

星が、頬を膨らませて怒る。

男の子なのに可愛いな~

そんなことを思ってると、星が急に、

あたしのがばんを持って教室を出た。

「え!?あたしのかばん!!星!?」

でも、星は待ってくれない。

「星~!!!」

追いかけると、急に止まって振り向いた。

「ほいっ!これあげる♪」

そう言ってあたしの手に何かを置いた。

それは、苺味の飴だった。
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