Successful Failure -短編集-




女性は続けた。



「私のこと、名前すらも知らない年上の女性を、一目惚れなんてしちゃっていい
んですかー!!?」



俺は、その問いに大声で



「いいんですよー!!!イメージなんてクソくらえですよー!!!」



そう叫んだ。



薬剤師の女性は、微笑み、俺に大きく手招きをした。



それに答えるように、俺は、女性の元へ走り出した。



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