Successful Failure -短編集-




「どうしたの?ぼけっとして」



女の子は、立ち上がって僕に近寄ってきた。



一応、構える。



「別にボクはキミには何もしないよ?」



その女の子は言った。



「大体、ボクよりキミの方が体格いいし、襲われちゃうよ」



確かに「ボク」と言った。




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