Successful Failure -短編集-
「じゃあ、もうボクが決めるね!まずは、ジェットコースター!」
そう言って、ジェットコースターの座席にいち早く座る。
「何してるの?ほら、早く早く!」
女の子が座席の横をポンポンと叩き、僕は促されるまま、隣に座る。
「ねえ、修哉君」
「なんだよ?」
「"かまってちゃん"ってどう思う?」
「え?」
その瞬間、レバーが降りてきて、ジェットコースターが動き出した。