Successful Failure -短編集-




「じゃあ、もうボクが決めるね!まずは、ジェットコースター!」



そう言って、ジェットコースターの座席にいち早く座る。



「何してるの?ほら、早く早く!」



女の子が座席の横をポンポンと叩き、僕は促されるまま、隣に座る。



「ねえ、修哉君」



「なんだよ?」



「"かまってちゃん"ってどう思う?」



「え?」



その瞬間、レバーが降りてきて、ジェットコースターが動き出した。




< 165 / 516 >

この作品をシェア

pagetop