Successful Failure -短編集-
「んー、どうだろうね」
「何それ」
「何でもいいじゃん。今、こうして僕は君と話せてるんだし」
「まあね。意味のある出会い・・・って言うのかな?」
「逆に意味のない出会いなんてないと思うんだよね」
「どういうこと?」
「例えば、この日、この時間に、この人と出会って、これを学ぶ。そこから、道ができて、次にこう進む____壮大なシナリオができていて、実は、僕らはそのシナリオ通りに過ごしているだけなのかもってさ」
「なるほどね。それはあるかもね!____じゃあ、ボクと出会えて何か学べた?」
「まあ、一応ね」
「へえー、それはよかったよ」
「ありがとう。来てくれて」
「いえいえ、どういたしまして!
さてと、