Successful Failure -短編集-
私が目を覚ますと夕陽が出ていた。
時計を見る。17:09を回ったところだった。
寝ていたせいか、だいぶ楽になったような気がする。
リビングに行き、ソファーにどかっと座る。
そして、テレビを付ける。
ニュースばかり。
つまらない。
何かないかな・・・
そうだ、山縣さん。
この時間なら連絡してもいいかな。
私は、アドレス帳から山縣さんの連絡先を見つけ出し、電話をかけた。
そういえば、初めての電話だ。