Successful Failure -短編集-




そして、翌日、俺はその老夫婦の家へ忍び込んだ。



同僚の話では、日中は、夫婦共に家から離れた場所にある畑で農作業をしているとのことだった。



ただ、心配事が一つ。



当日、雨が降りそうなほど曇っていたのだ。



雨が降ると農作業を切り上げて帰ってくるはずだ。



早くことを済ませねば。



俺は、裏口からそっと家へと侵入した。



< 421 / 516 >

この作品をシェア

pagetop