Successful Failure -短編集-
「いいか!?そこまで投げてやるからな!」
いいですとも。
「ぜ、絶対動くんじゃねーぞ!?」
動かないですとも。
重さ3tもある土管を持ち上げられるものならな。
どう頑張ってもびくともしない。
案の定、優馬の頭は血管が切れそうになって、ぜーぜー言っている。
「て、手伝いましょうか!」
「うるせー!これはオレとアイツとのタイマンなんだよ!」
もう諦めろよ、馬鹿。