Successful Failure -短編集-
突っ込む!
オレは、優馬に担がれた。
「ったく、無茶苦茶だな。うちの総長はよぉ」
「…悪い」
「まあでも、これがオレらの運の尽きと言うか、おめぇが前向いたら前向くしかねぇだろ…わかってんな?おめぇら。死にたくねぇ奴は帰ってもいいんだぜ?」
「「総長のためなら!この命!」」
「「惜しくないですよ!?なあ、みんな?」」
「「「おおーー!!!!」」」
こいつら…
「と。まあ、んなわけだから、あとは、おめぇ次第だぜ?総長」
ああ。
やってやろうじゃねーか。
地の果てまでも。
「てめーら、オレに!ついてこいやぁ!!!」
「「「おおーー!!!!」」」