【詩】この花をいま、君に捧ぐ

*金魚草

遠くに響く花の音
この胸の鼓動のようで
わたしは頬を染めうつむく

からりころりと歩くたび
あなたの歩幅に
無言のやさしさを感じた

どうすればこの時間が
終わらずにすむのだろう

そればかりを考える

あなたの瞳に映る
全ての景色を

わたしで
覆えてしまえればいい

だってわたしは


息も出来ないくらい




あなたが





──すきだから


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花言葉『欲望』
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