紙飛行機にのせて…
「こん〜♪」

「あ、えーいっちゃん☆」

「外、出れない?」

「それ、先輩も言ってたにゃ〜♪」
先輩?


「静也君?」

「れ?言ったっけ?」

偶然なのか…
「はぁ…困ったものだな。」

そう、俺の憧れている都月先生の病室に…幼馴染の琴美が…


「おや?君は…」

「あ!センセ♪えーいっちゃん!」

「都月政人医院長先生…」


憧れの先生の病院で診てもらっている何て…

「要件はなんですかにゃ?」


「あー、特には…往診も済んでるし…慎也、来なかった?」


静也君?

「ばったり会いましたけど…琴美の病室には寄らないみたいで…」

「そっか〜、あんま長居しないでね〜。それじゃ。」
病室を先生は出た。


「ばったり!」

「嬉しいにゃ?」

「当たり前だ!」


「えーいっちゃんが嬉しいにゃら、私もにゃ♪」

琴美は、詠一に笑みを見せた。

「あ、あぁ。」

「えーいっちゃんも、ニャンのよう?」


「いや、様子見だけ!じゃあな!あ、それと…静也君?紙飛行機…屋上から飛ばしてたよ。」

そう言って、詠一は病室を出た…


——————…

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