紙飛行機にのせて…
(…進路が、未来を決めること…分かってる。けど…僕は…)

思い悩みがある。


父親との関係と花戸と…
ん?

(ちょ、何で花戸が…あ、そうか。)

写真を見る。
病院からそのまま来たから、私服のままなのだ。


家に帰って、着替えるにしても、

直ぐに来いと言われて、制服に着替えられなかったのだ。


「やっぱ、思い出せない。花戸と…」

写真を見ながら、考えながら歩いていると…

「うゎ!」
バサバサー

誰かとぶつかって、書類みたいなのが散らばった。


「あ、すみません!」

散らばったのをまとめて、ぶつかった人に謝る。


「あはは…ごめんね〜…あれ?都月慎也…君?」

「…どなたですか?」

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