紙飛行機にのせて…
「あ、それと、此処から何か飛ばしたりするの…あんまやんないでね〜」
注意も、された…

(うっさ…つーか、知ってた?)

***

慎也は、行く気はなかったが、ナゼか…

「…何してんだか。僕は。」
琴美の病室のドアの前に立っていた。


横のプレートを見ると、彼女の名前のみ。
(個室?)

当病院は、彼が知る限り個室は、VIPと数少ない個室だけ。

けど、個室は…高額。VIPの次に。


そのため、ど庶民はあんまない。
(さて…)

ドアをノックした。


「…いない?」

「あっれ〜?君…進路どうでも良い子だ〜」

後ろの方から声がかかった。
慎也1人しかいない。


「…進路どうでも良くて、悪かったな!」


慎也は彼女のことをあまり知らない。
勿論のことだろうが…

数えられるほどしかあったことがないから…

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