紙飛行機にのせて…
3日後
3日後、花戸が目を覚ましたと、慎也に連絡が届いた。
「花戸!」
病室に入ると、詠一と父親と紗子さんと、上半身だけ体を起こした花戸がいた。
「にゃは☆先輩♪」
元気そうな花戸を見て、安心した。
「大丈夫そうだね。“手術”するからね。来週辺り。」
「リョーカイだにゃ♪」
「それじゃ、田辺戻るぞ。」
「え?あ、はい!」
父親と紗子さんは出ていった。
「無事で良かったよー!琴美〜!」
「えーいっちゃん…大袈裟だにゃ。」
慎也は、壁に寄っかかっていた 。
蚊帳の外みたいだから…
2人がぺちゃくちゃ喋っている。
「あ、ヤバ!じゃあね!琴美!」
今日は、水曜日だ。
「いってらしゃーい。」
慎也は、担任に連絡してあるため、遅刻しても良い。
が、長居は出来ない。
「僕も行かないと。」
「あ、先輩…」
病室を出ようとする慎也を、花戸は呼びとめた。
「ううん。慎也君…」
花戸にそう言われて、全てを思い出した。
「何?琴美…」
もう一度出会って、初めて下の名前を呼んだ。
「花戸!」
病室に入ると、詠一と父親と紗子さんと、上半身だけ体を起こした花戸がいた。
「にゃは☆先輩♪」
元気そうな花戸を見て、安心した。
「大丈夫そうだね。“手術”するからね。来週辺り。」
「リョーカイだにゃ♪」
「それじゃ、田辺戻るぞ。」
「え?あ、はい!」
父親と紗子さんは出ていった。
「無事で良かったよー!琴美〜!」
「えーいっちゃん…大袈裟だにゃ。」
慎也は、壁に寄っかかっていた 。
蚊帳の外みたいだから…
2人がぺちゃくちゃ喋っている。
「あ、ヤバ!じゃあね!琴美!」
今日は、水曜日だ。
「いってらしゃーい。」
慎也は、担任に連絡してあるため、遅刻しても良い。
が、長居は出来ない。
「僕も行かないと。」
「あ、先輩…」
病室を出ようとする慎也を、花戸は呼びとめた。
「ううん。慎也君…」
花戸にそう言われて、全てを思い出した。
「何?琴美…」
もう一度出会って、初めて下の名前を呼んだ。