紙飛行機にのせて…
「正解だ。流石だな!」

慎也は前に出て、問題を解いた。

数学者のある問題だ。
試しに、先生が出したのだ。


難しく、誰も解けない問題だったらしいが、ちょうどそこに慎也が来て、解いたところ…簡単に解けてしまった。


学校に着いたのは、2限が始まっている時間帯だった。


「すごーい。」

少しイラつき、半分嬉しそうに席に着いた。


嬉しそうなのは、琴美の事だ。

イラついているのは…何故、忘れていたかと言う事だ。


(琴美に何かしたのか?自分も忘れてたんだ。うーん…あ、そう言えば…)


チャイムが鳴った。

「都月慎也。」

「何?間中さん。」

隣の席の間中さんが、話しかけて来た。

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