紙飛行機にのせて…
「あ、慎也君♪」

「琴美。五十嵐詠一は?」

「来ないみたいだにゃ♪来ても、閉めておけば良いにゃよ☆鍵は…かけちゃダメにゃよ!

それでも…2人で話せるにゃ☆」

「閉めたよ。入ってくるのと同時にね…」


少し沈黙。

「「あのさ(ね)」」

「あ、慎也君が先で…」



一つ深呼吸して、

「僕の話、聞いてくれるかな。まずは、父さんとの関係を…」

慎也は淡々と話し始めた…



——————…

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