紙飛行機にのせて…
その次の日、

博は…慎也に、

「先輩の所為で!弟は…理央は!」
そう言い放ち、慎也から離れていった…

そして、高校受験も終わり卒業して、中学校生活は終わった…


高校に入学し、普通に過ごしていた。
6月の中旬の頃、慎也の母親が倒れた。


「母さん!」

「あら?慎也。」
母は、何かを作っていた。


「大丈夫なの?」

「えぇ、大丈夫よ。けどね…」


「大丈夫か?唯香。ん?慎也、来てたのか?」
言いかけた時、父が来た。


「あなた!」

「慎也、荷物を持ってきてくれるか?家から。入院する事になったからな。」

「そう…」

「ごめんね〜。困ったことが有ったら、愛に頼んで良いからね〜」


今思えば、慎也の母親は琴美にほんのちょっぴり似てたかも。


「うん、分かった。」

「慎也、来い。」

———

母の病室を出て、レントゲン室に行った。

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