紙飛行機にのせて…
「き…」

「ん?」


ただの…八つ当たりだったかもしれない。



「嘘つき!どうして!父さんは!」

「慎…也?」


立ち上がって、

「父さんは嘘つきだ!」
父親の頬を殴った。

そして、階段を一階まで降り、病院を出た…


途中、
誰かにぶつかったらしいが、構わずにでていった…


***

その日の晩、慎也はベットに寝転んで考えた。

色々と…


そして、次の日から、父を避けるようになった。


母親は…手術した一週間後に…亡くなった。


最善を…最後の最後まで、尽くせないほど弱っていたと、後で小耳にはさんだ。


それと同時に、慎也は人が変わったかのように、極力人と接するのをやめた。


話すとしても、一言,二言のみしか…

それから…人も、何もかも信じなくなってしまった…


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