紙飛行機にのせて…
琴美は、母親に言ってある。
小さいから、病院に送ってもらった。

「あっそ。けどさ、お前…「おまえじゃないもん!」

花戸琴美だもん!と、真剣な表情で訴えた。



ため息をつき、慎也は、

「病人じゃねぇだろ。帰れ。」
追い払うかのように言った。



「えー⁉︎ニャンでぇ!良いでしょ!別に〜‼︎」

「ダメに決まってるだろ。だいたい…」
くどくど…説教めいたことを言った。



・・・

「分かったか?」

「嫌だもん!」
くどく言ったが聞かない。


「お前なぁ!」

「嫌にゃものは、やらもん!」
琴美が言うと、

「慎也、どうしたのかの?」

「慎也、うるさいぞ。」
大人の男の人2人がきた。


「父さん、じっさん…」

1人は知っているが、
もう1人の60代半ばの人は、琴美には分からなかった。

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