紙飛行機にのせて…
あ、そうだ!と…

「君と遊べて嬉しいな♪楽しいな♪」
急に歌い始めた。


「君と話せて嬉しいな♪楽しいな♪」


「おーい。」

慎也の声にも気づかず歌い続けた。
それから…


***

「走るなよ!」

「じゃ、中庭!」

慎也と琴美は仲良くなった。

琴美は楽しかった。


-in中庭

「何して遊ぶんだ?」

「慎也君が決めて!」


「はぁ?」


「だって、琴美が決めてばっかじゃん?それに、巻き込んでばっかじゃないかな…だから…」
涙目になりながら、琴美は言った。


「歌って。」

「ほぇ?」

「此処で歌え。」

琴美はパニクった。
(歌う⁈此処で⁉︎)


「琴美。俺が決めて良いんだろ?」

琴美と呼ぶようになったのは、ちょっこし前。

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