紙飛行機にのせて…
「あ、ごめん×2意味わからないよね?」
琴美は頭に?しかうかばない。


「はは…分かんないよね。覚えてないんでしょ?」
言った方が良いのか、迷った。


「重度の病気持ちだからね。その所為で、一部記憶の欠落持ち。あ、けど…

3,4歳なんて、覚えてないから、それは別だね。覚えているのは…」

琴美にとって、難しそうな話をしていると…



「医院長先生。」

ナースが病室の外にカルテ?だかを持って、立っていた。


「あ、時間か。それじゃ、琴美ちゃん。」
手を振って、政人は出ていった。


1人になった琴美は、
「《遠い昔かな…君と出会ったのは…
君は、楽しくなさ…》」

そう、口ずさんだ。


「っ。慎也君…私ね…」

琴美は、自分の命が少ない事を知っている。
半年くらい前から…

それを…慎也には、打ち明けてない。


「ごめんなさい。」
いない慎也に、向かって謝る。

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