紙飛行機にのせて…
トーンケースみたいな引き出しに目を向けた。

すぐ片隣にあるから、手が届く。

それに手を伸ばして、1段目の引き出しを開けた。


そこから、カッターを取り出した。
キチ、チキ…

切った後を見る。

「痛々しいなぁ…」
スーッと、切った。

「痛!」
痛みを感じた。


切る際は痛みを感じなかったのに、痛みがしょうじた。


「変なの…今日は…するなってこと?」
仕方なく、カッターをしまった。


コンコン…
「どうぞ〜」

「琴美ちゃん。薬飲んだ?」
入って来たのは、紗子。


「まーだにゃよ〜☆調子よくても、飲まなきゃダメ?」

「だーめ!」


「ぶ〜。ヤーだなぁ…」
琴美は口を尖らせた。


「文句言わないの!」

「はーい…」
渋々、薬を飲むことにした。


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