紙飛行機にのせて…
小さな事件?
「琴美ちゃんがいない⁉︎」

「はい、朝来たら…」

「どこにもいないんです!」


「あの子は、歩けないはず…なのに…車椅子はおいてあったのか?」

「は、はい。」

「…時間があったら、探してくれ。」


看護師がいなくなり、

「琴美ちゃん…どこ行ったんだ?」
そう、呟いた。

あの子は、歩けない。
歩くにしても、足を…引きずる。


「琴美ちゃん。」

あの子は、慎也と詠一君の…それと…


「琴美ちゃんは…」
デスクの右横に置かれた、写真たてをみる。

そこには、妻とある女性。
そして…自分。

2人とも、
笑って、それぞれ左右でピースしてる。

一方、自分はむっつりしてる。


「唯香。コユリ…」
妻は、写真に写っている女性と幼馴染で親友。

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