紙飛行機にのせて…
「琴美ちゃんは…唯香の親友の…」
写真を見つめて、手前にあるコーヒーを一口飲んだ。
「苦!」
今日のは、とてつもなく苦かった。
普段、フツーに苦いブラックコーヒーを飲むのだが、そのフツーを超えてる苦さだった。
「誰が淹れたんだ?苦すぎる…」
トットッ…
スマホのキーを叩き、
『もしもし?授業中なんだけど?』
電話を。
「授業中なら、出れないだろ。」
そう、息子。
『よーけんは何ですかぁ?』
めんどくさそうだな…
当然か。嫌われてるんだからな…
「琴美ちゃんが…いなくなった。」
声のトーンをおとして言った…
——————…
写真を見つめて、手前にあるコーヒーを一口飲んだ。
「苦!」
今日のは、とてつもなく苦かった。
普段、フツーに苦いブラックコーヒーを飲むのだが、そのフツーを超えてる苦さだった。
「誰が淹れたんだ?苦すぎる…」
トットッ…
スマホのキーを叩き、
『もしもし?授業中なんだけど?』
電話を。
「授業中なら、出れないだろ。」
そう、息子。
『よーけんは何ですかぁ?』
めんどくさそうだな…
当然か。嫌われてるんだからな…
「琴美ちゃんが…いなくなった。」
声のトーンをおとして言った…
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