紙飛行機にのせて…
「そうなの?」

慎也が、そう聞くと、
琴美はニッコリ笑った。


『黙っててゴメンだにゃ。』

「立てるだけで、歩けはしないのか。」

『そうだにゃ☆あ、でも…「つかまり立ちなら出来るわよ?」


2人だけで話しているような?空気だったが、紗子が割り込んできた。


「紗子さん…」

「あ!ちょうど良かった。琴美ちゃん、ちょっとお願いしても良いかしら?美稀…」


理解できた。
琴美の隣に、慎也は行った。


「お願いって、ほどじゃないだろ。」
ボソリと、慎也は言った。


-どうしよもないのか?

後ろ横を引っ張られる感じがした。

「琴美?」

『自分を責めてる?』

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