紙飛行機にのせて…
「にゃ?」

「あ、ちょうど良いや。あのな…」


慎也は、琴美に分かりやすいように説明した。


『そうなんだ…お母さんが。』


「けど、騒ぎになると嫌だから、誰にも言ってないんだと。琴美の母さん、凄いもんな。あ!あのさ…しゃ、写真…」

慎也は、スマホを取り出して、そう言った。


「にゃ?」
スマホを琴美は、不思議そうにみた。


「ん?知らないのか?これ。」



琴美は、
テレビの中で見ただけで、実物は初めてなのだ。

タブレットは知ってるが…

「これで撮るんだけど。良いか?」
縦に頷いた。


カシャ
「…ぶれたな。もう一回!」


カシャ。
「撮れた。ほら。」


琴美にスマホを見せた。
「にゃ〜。」

楽しそうに…笑っている。

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