紙飛行機にのせて…
進路決定と…タイムリミットは——
月曜日、

「これどーぞ!」

朝、慎也は、担任に進路希望調査紙を置いた。


「お、やっとか。えーと…親の医大?」
継ぐのか?と、担任が聞いてきた。


「別に…どうだって良いじゃないですか。出したんですから…」

そう、慎也は答えた。
睨みつけながら …


「そうだな。けどな、一般入試だぞ?それでも良いか?」

「はい。」

「そうか…それじゃ、履歴書書いてな。」

「はい。」


履歴書を担任からもらい、職員室を出て行った…


***

ト、トッ。
念のため、父にメールを送った。

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俺、受けるから。

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と…


まだ、信頼は出来ない。

それでも…少しは信じても良いと…思うようになっているのだ。

最も、過去の事は許してないが…

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