クローバーの約束。

「みつば、いなくならないで…」











ふと、私を見つめたと思えば
消え入りそうな声でそう呟いた





ごめんね湊くん……











「私はいなくならないよ…
湊くんをおいて居なくなったりしない」





「でも…怖いんだ
男なのにみっともないけど…」












そう言ってくれる湊くんはとても弱々しくて
今にも泣き出しそうに笑っていた





心がギューって痛い




初めて湊くんのこんなに弱いところ見たよ











「本当はビクビクしながら生きてるんだ
もしみつばが居なくなったらどうしようって」





「湊くん…」





「一番不安なのはみつばなのに」





「……ごめんね湊くん…
私のせいでこんなに苦しめて」












滅多に弱音なんて吐かない湊くんがここまで苦しんでいるんだ




私はなんて酷なことをしているんだろう











「大丈夫
みつば、俺は負けないよ」





「うん、私も負けない」











湊くんも頑張ってる

なら私が頑張らないでどうするんだ