クローバーの約束。
途中休憩を何回か繰り返したから
いつもより2倍くらいの遅さで家にたどり着いた
「大丈夫かみつば」
「うん、ちょっと体が重たいけど大丈夫」
「きつい時は言ってな?」
「うん、ありがとう」
そう言って家のドアを開けると…
パ────────ン
「「「誕生日おめでとうっ!!!!」」」
クラッカーが鳴り響いた後
芽命、四葉、冬織くんがそう言ってくれた
や、やばい、すごい嬉しい…
嬉しすぎて言葉が出なくなっていると
芽命が私のホッペをプニーとつまんできた
「どう!?嬉しいっ??」
嬉しいも何も…
少し…いや、かなり驚いたけど…
「すっごく嬉しい♪
ありがとうね♪」
すんなりとお礼が言えた
なんて素敵な誕生日何だろう
今までの人生でこんなに素敵な誕生日あったかな?
今年が一番楽しいよ
「手嶋先輩のせいで予定は狂ったけど
手嶋先輩が修正してくれたから出来たんだよ姉ちゃん」
四葉は少し困ったように湊くんを見る
ああ、あの時の計画ってこれだったんだね
「さ!中に入ってケーキでも食べよう!
姉ちゃんの好きな苺とチョコのケーキだよ」
「ほんと!?やったーーー♪
みんな大好きっ♪」
そう言うと少し照れた様子の4人
たのしいなぁ♪