クローバーの約束。




キスしている時に電気がパチっとついてしまって…











「っ!!」











やっぱり湊くんだったけど

いや、ここで違ったら怖いけど

両手を挙げて私から少し離れた











「お前なぁキスするならばれねーようにしろ」











冬織くんは呆れ半分で湊くんを注意する





四葉と芽命は衝撃受けたみたいな顔だし…

恥ずかしい…











「そんなことよりー!
プレゼントだよみつば」











場の雰囲気を変えるためか、手をパンっと打ちながら私の指を見る











「ゆ、指輪…?」





「うん、みつばに変な奴が近づかないようにわざと左の薬指にはめた」





「う、うれしい…ありがとうっ♪」











すごく嬉しいなぁ


そう言う湊くんの左の薬指にも同じ指輪がはめられていることに気がついた











「お揃い??」





「うん、ペアでもいいかなーって」





「ふふ♪幸せっ♪」











私がそう言うと顔を赤らめる湊くんがとても大好きだ




幸せで幸せで怖いくらい






……と、幸せを噛み締めていると
四葉が切ったケーキを私の前に置いてくれた











「イチャイチャもいいけどケーキも食べよ」





「あ、はい!!」











恥ずかしい…







でも、みんなで食べたケーキの味は
とても甘くて美味しかった





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