クローバーの約束。
「姉ちゃん向こうでアイス買おうぜー?」
「もちろん俺達のおごりで」
あ、アイス…おごり…
少し揺らぎかけたけど
こんなにニヤニヤしてる気持ちの悪い人と行くなんて到底無理だ
「いえ、私はいいです
みなさんで食べてきて下さい」
うん、ちゃんと丁寧に断れたと思う
男嫌いもだいぶ治ってきたと…思う
でも男達は私の手を掴んで立たせようとしたけど、私は断ち切れなくてそのままストンと腰をおろしてしまった
「どうしたー?
俺なのかっこよさに腰抜かしちまったか!」
「ふーっ、かわいいねー!」
意味がわからない。バカなの?
「ゲホゲホッ」
やばい、こんな時に…