クローバーの約束。




「ゴホゴホッ」











咳をしている私に男が触ろうとした











「やめっ…ゲホゲホッ」











私がその手を思わず振り払ってしまったのが
気を悪くしてしまったのか




男の顔に怒りの色が宿ってしまった











「なんだー?かわいいからって調子乗りやがって!」





「ゲホゲホッ…」





「ムシとはいい度胸じゃん」











無視してないよ!

考えてよ…!!











「ちょっと来いよ!」





「ゴホゴホッ」











もう止まんない…



男たちが私を担ごうとした瞬間

私の腕に痛みが走った











「みつば!!」





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